イニシエーションラブ
しゃべくり007で有田が紹介したことから火がつき、映画化までこぎ着けた作品。
最後の2行でひっくり返されるということで有名とか。
確かに最後でひっくり返される。
殺人とかで、ひっくり返されることはよくあるけど、恋愛でひっくり返されたのは
あまりない気がする。初めてだった。
最後の2行がなければ恋愛小説書くのへたくそな人なのかとすら思う。
人間描写の違和感が伏線でした。
映画化にはまったく期待していないので、ぜひ小説で読んでほしい。
多くの人に、映画を見ずに、小説で読んでほしい。
こういう作品をほかにも読みたくなった。
なので、こういうひっくり返される感覚にはまった人におすすめの本を。
あくまで個人意見ですが。
● チェーンポイズン/本田孝好
ひっくり返されたときの爽快感はこっちも同じくらい爽快でした。
こちらの方がストーリーとしてはきれいだと思うけど、後半加速してひっくり返されていることに気づける
● 模倣の殺意/中町信
こちらも古い小説。イニシエーションラブとどちらが先かは知りませんが。
殺人事件を取り扱うものです。
解説文を読むと、こういったトリックを最初に行った小説だ、みたいなことが
書かれていました。
● 悪意/東野圭吾
定番、東野圭吾ですが、個人的にこの人の作品の中で、これまであげた本の横に並べたい作品。ただ、さすが東野圭吾。伏線の張り方とかが一線を隠していると思います。
先に上の2作品を読んでから読んでもらうといいと思います。
タイトルが絶妙だと思っていて、好きです。